ぷれこ屋

石川県金沢市の熱帯魚ブリーダー・プレコ屋

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プレコの人工孵化の話

本日、金沢はあいにくの雨です。
せっかくだから魚釣りにでも行こうかと思っていましたがこのお天気なので中止です(_ _;)

そんなこんなで時間ができましたので題名にあるとおり人工孵化について少し書いてみようと思います。
ぷれこ屋流でちょっと強引なので実践は自己責任においてお願いします(^^;)
行き詰まった時の参考にでもなれば幸いです。

まず、結論から申しますと産卵後、すぐには採卵せず3日以上たってから回収したほうがカビさせず、安全に孵化させられます。





・・・なのですが、そんな悠長な事言ってられないプレコ達も少なからずいます。
産卵したけど次の日にはすべて食卵されていた、筒の外に放棄されていた、など初産や環境ではそんなことも起こるわけです。
あとは初めて産卵し、食べられまいと慌てて回収してしまった私のような人もいるかもしれません(わかってても焦りますよね?ね?)

とにかく早急に採卵しなければならない、食卵されたくないという状態が起きてしまった時の対処法の一例として流し読みしてください。

1.トラブル予防

産卵、子守には静かな環境が適しています。
産卵スイッチとして水温を変動させるのはともかく産卵後も水温が頻繁に変動するのはマズいです。
できるだけ水温、水質変化がないように心がけます。
混泳魚に関しては当方では単種飼育、テトラ1匹たりとも泳がせない状態です。(テトラくらいはいても問題ないとは思います。ただし泳層が近いものは避けたほうが無難です。)
ものすごく殺風景になりますので(私の)モチベーション維持のため、観賞用水槽を別途用意しています(^^)

DSCN0612.jpg
参考写真です。
当方は設置場所の人通りが多いため、人が見える高さまですべて暗幕しています。
一番上の段は高さ2mくらいありますので脚立がないと見えません。なのでそのままです。
左下が空いているのはブリード部屋ではないからです。
ちなみに側面も黒い防音マットで暗幕してあります。
これでまず産卵させます。

2.採卵したら

当方ではクイーンインペリアルタイガーの食卵、放棄率がもっとも高く、産卵直後に取り上げます。
取り上げた卵を隔離ケースに入れておくだけだとみるみる白くカビていき、すみやかに全滅します。
ですので、新鮮な水を送る必要が出てきます。
緊急で採卵したという設定で記事にしているので一般家庭にあるものでなんとかします。
それが茶こしと洗濯バサミです。
茶こしは目の粗いものと細かいものがあれば経過に合わせ使い分けられるので便利ですし、お茶も美味しくいただけます(本来の使い方はこっちです)。
なお、お茶をいただく場合は急須も必要です、ご用意ください(^-^)

あとは卵を茶こしに入れて洗濯バサミで水槽に固定して終わりです。
固定する場所は水の流れの強い場所(排水口付近、デフューザー付近など)に設置して水流が当たるようにするのがポイントです。
110211_181717.jpg



3.孵化までの管理

産卵初日~3日目はとても傷みやすくカビやすい時期です。
水温を上げることで孵化までを早めることができます。当方では29~30℃と高め設定です。
細かい作業が延々続くため気合と根気も充填しておいてください(^^;)

茶こしは目詰まりしないよう清潔にし、常に卵に水流を当ててください。
採卵後しばらくすると無精卵、死卵などは内側から白くカビてきます。
放っておくと外側に綿のようなカビがつき隣り合わせの正常卵を侵食しますので内側が白くカビたら外側にカビが出ないうちにすみやかに取り除きます。
私は先の細いピンセットを両手に持って行なっています。
この時、隣の正常卵にキズがついたり、カビた卵を潰してしまったりすると汚染拡大しますので細心の注意を払います。(ここで気合と根気の大部分を消費します。場合によっては湿布、目薬が必要です)
粘着の強い卵、小さな卵はここでかなり苦戦しますが焦らずできるだけ素早く処置します。
かなりめんどくさい慣れるまで大変ですが産まれたかわいい稚魚達を想像しながら無心に行います。
3,4日すると体の基礎ができ、目がついてきます。ここまでくるとほとんどカビは発生しなくなります。
カビ取り作業も手馴れてきているはずです(^o^)
あとは孵化まで水流を絶えず当てます。

※マラカイトグリーンやメチレンブルーで多少カビ率を下げられます。
また、強すぎる水流は卵が傷んだり破損しますし、弱すぎてはカビます。フワフワ茶こしの中で揺れるくらいは維持しましょう。


20110209.jpg

約5日後、孵化します。
当方の基準では産卵数に対し80%以上孵化で成功としています。
マメに世話をして卵のコンディションも良ければ100%孵化も可能です(簡単ではありませんが)。
孵化後水温を下げたい場合は日数をかけて少しずつ下げてください。稚魚は環境変化に敏感なので無理は禁物です。




長々と書きましたがこれであとは稚魚育成に移ります。
それは後日また記事にしようと思います。
ご不明な点あればお気軽にご質問ください。
わかることであればお答えします。

いくつか要点は書きましたが何より一番重要なのは気合と根気です。
余計な苦労はせずに繁殖させたいものですがどうしてもぶつかってしまう壁を乗り越えるのは道具以上に強い意思だと実感できます(あまり実感したくはないですね・・・)


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