ぷれこ屋

石川県金沢市の熱帯魚ブリーダー・プレコ屋

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卵の管理

本記事は採卵した後の卵の管理に関する小ネタです。

プレコから卵を取り上げた!
この後はエアレーションしながら孵化を待つのですが取り上げた時期によって「カビ卵」が出てきます。
プレコは産卵後だいたい6日前後で孵化します。
そこで取り出すタイミングですが、初日~3日目くらいまでは非常にカビやすいのでこまめな管理が必要です。
なので、極力4~5日目に取り出すのが安全なのですが食卵されたりして数が減ってしまう場合や産卵しても外に放棄されてしまった場合など、やむを得ず3日以内で取り出してしまう事も多々あるかと思います。

そんな時どうしても1つ2つカビてきてしまう卵があり、放っておくとあっという間に拡大して卵塊が全滅してしまいます。
そこでカビた卵をとりのぞくわけですがこの時、当方ではカビた卵を取り除くタイミングがありますのでご紹介いたします。

カビ卵で悩まれている方のご参考になれば幸いです。(実践は自己責任でお願いいたします_ _;

まず卵がカビていくまでの経過ですが大まかに見ると以下のような感じです。
卵黄が透明な卵(スタート時)卵黄が白濁してくる(半透明状態)卵黄は完全に白くなる卵殻と卵黄が癒着する卵がフサフサのカビで覆われる隣接卵へ伝染

各→を色分けしましたのでそれぞれに当方の考えを書いていこうと思います。
環境によって違いがあると思いますので、その場合は臨機応変に対応します。

の状態
まだ健全卵との違いがほとんどわからない状態です。

の状態
ここで無精卵やカビ卵であることが発覚します。
すぐに取り除きたいところですがこの状態での撤去は細心の注意を払います。
卵黄が固まっておらず、ドロっとした状態ですので(鶏卵の黄身のイメージです)、あやまって傷つけると卵黄が飛び散り、飛び散った卵黄が他の卵に付着しカビが余計拡散します(T^T)
結構ネバネバしていますので飛び散ってしまうとかなり面倒です。

の状態
卵黄はカビにより固まり、コロリと固形化します。
当方はここで撤去します。
固形化しているため上記より飛び散りにくく、バラけた場合でも破片はスポイトで綺麗に撤去できる場合が多いです。
このあたりでカビの侵攻速度は上がっていますので卵殻への癒着まではあまり時間がありません。
卵黄が固まるタイミングを見逃さないのがポイントです。

前回の記事のペパーミントプレコの卵塊の左側の卵殻も、ここでカビた卵黄を撤去した跡です。
ピンセットで卵殻だけを破り、中の卵黄をつまみ出します。
卵殻を破るのはピンセットがおすすめですが卵黄をつまみ出すのは当方では指です(ピンセットの先端で卵黄を崩さないようにするため)。

の状態
当方ではタイミング一歩出遅れた状態です。
この場合は卵殻ごと撤去しなければならないのですが卵殻同士は結構強く付いているため外した拍子に隣の卵殻を破る恐れがあります。
卵殻の接着面から慎重に引き剥がします。
運がいいと卵殻の接着力が落ちていてポロっと取れる場合もあります。
ここが当方では最終防衛ラインです(^^;)

の状態
当方ではアウト状態です。
卵殻同士の接着は弱くなっていますが取り除いても隣の卵殻接着面に伝染している場合が多く、結局隣接する卵ごと取り除きます。
卵の外側へカビが出た状態になってしまい隣へ伝染すると隣の卵は内部より先に卵殻が侵されるため卵黄だけコロっとつまみ出す、ということが出来なくなります。
結果、隣の卵は卵黄が飛び散ってしまうなど負のスパイラルに陥ってほとんど残らなくなってしまいます。
ここまで来ると当方では全滅扱いです(_ _;)

長々と書きましたが結論は「予防が一番」です。
カビ予防にメチレンブルーを入れるなど予防策をあらかじめ実施することも大切です。
薬に弱いプレコですから、メチレンブルーは避けたい・・・という時は水を常に清潔にしておくだけで効果はあると思います。
当方ではメチレンブルーは使わず水を綺麗に保つようにして孵化まで乗り切っています。


・・・とはいえ極力孵化直前まで採らないのが最善策であるのは間違いないと思います。
親が巣立ちまで面倒を見てくれればなおさらです(^^)
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| プレコの飼育 | 23:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ぷれこ屋的「プレコを飼う」

最近メールでのお問い合わせ以外に、地元でも「いまからプレコを飼いたい」「はじめてだけど何が必要かわからない」等のご質問を頂戴しますので、当方でのプレコ(特に販売しているプレコ)の飼育方法をこちらに書く事にしました。

できるだけわかりやすく書けるように考えておりますが、専門用語が出たり、一部基礎知識は割愛しておりますのでご了承ください(_ _)
ぷれこ屋での管理方法なので参考程度でご覧いただき、あとはご自宅の水槽で魚の様子を見ながら行なってください。
※思い当たるところから書いていますので追記もあるかもしれません。


販売魚
当方で販売しております3~4cmくらいのプレコを前提にしております。

プレコ飼育、と言っても特別難しいことはなく、とてもシンプルです。
ただし、手間と世話は毎日キッチリかけたほうがいいです。
ほとんど隠れて出てこない魚だけに毎日の観察は穴があくほど見つめています。
何気ない仕草や行動に体調不良のサインが出ていることもあります。

1.水槽について
ご自宅のスペースの関係もありますので大小様々になりますが、60cm以上(水量57ℓ)の水槽が飼育がより楽になります。当方では60×45×45cmの水槽を使用しています。
プレコを飼育する水槽において私が最も大切にしているのは底面積です。
底の広さは稚魚の生存率にも関わっているような気がします。
飼育数にもよりますがちょっと広すぎるくらいがベストです。
そして、フタ。
プレコは見かけによらず飛び出します。しっかりフタをして飛び出しを防ぎます。

2.フィルターについて
当方では120cm水槽用の外部フィルター1台(もしくは90cm用外部フィルター2台)に投げ込み式フィルターを1~2台併用しています。
プレコのフンの多さ、水の汚し方は結構なものですのでフィルターはワンランク以上大きなものをご使用することをおすすめします。
吐き出し口にディフューザーを取り付けるのも有効です。
フィルターにウールマットを入れるとゴミがよく取れる半面、非常に目詰まりしやすいので頻繁に交換することをオススメします。

3.照明について
照明は観察の為必要です。
当方では白LEDです。
ちなみにブリード水槽には照明はなく、懐中電灯で確認しています(^^;)

4.エアレーションについて
当方では沸騰しているように見えるくらいエアレーションしています。
水流をつけるためだったり、高水温のためだったりするのですが経験上、エアレーションの有無で結構体調や餌食いにも差が出ているような気がしますのでエアーはガンガン焚いています。
強いエアレーションはメダカや小さなテトラには負担になりますので混泳魚に注意しながら調整してください。

5.底床について
プレコの飼育は基本的にベアタンク(底砂なし)をおすすめしていますが、当方では稚魚の場合のみ砂利を敷いています。
これはベアタンクでは餌が滑って稚魚がうまく食べれず衰弱するのを防ぐためです。
砂利は所々底が見えるほど最低限に抑え、マメにしっかり掃除をします。
厚く敷くと汚れがたまって病気になりやすくなったりしてリスクになります。ご注意ください。
また、砂利はクリーナーポンプなどで掃除する際に細目すぎると排水と共に流れてしまいますので当方ではやや粗目の物を使用しています。

6.設定温度について
当方では28~29℃前後で管理しています。
水換え+水温設定で稚魚の代謝を上げ、成長も少し早くなります。
ただし、水温を上げますと溶存酸素量の低下や水質悪化が早まりますのでその対策が必須です。


日々の管理について
基本的には観察、給餌と水換えの繰り返しです。
プレコは薬に弱いので、病気などのトラブルは予防に徹するのが最良です。
このため、魚の外見だけでなく行動、餌食い、フンまでチェックをしていただくと良いかと思います。
当方では普段と違う行動、なんとなく元気がない・ツヤがないなど些細な変化は後に大事になることもありますのですかさずメモと対策をしています。
水換えに関しては決まったペースで決まった量という感じではなく、とにかくマメに行い常に新しい水を提供できるように心がけています。
プレコは清潔第一です(^^)
餌に関しては当方では冷凍餌以外に粒餌を与えていますが、タブレットの場合はタブレットをある程度割って与えています。
一度の量はやや控えめに与え、一日数回に分けて与えています。
この辺の日常管理が手間のかけどころです。水換えやフィルター掃除が快感になってくるとイイ感じに末期症状です。

また、トリートメント用水槽はプレコ以外でも病気の治療や新規導入魚の病気持ち込み予防で必須設備になりますのでスペースがございましたらぜひご用意していただければと思います。


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